2025年(令和7年)
パパチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業への支援
「妊産婦のギャンブル依存症の改善」事業
- 助成団体
- 学校法人東京純心女子学園 東京純心大学
- 助成金額
- 150万円
- 事業内容
- 助産院等開業して起業もしくはプロフェッショナルとして更に専門性の向上を目指す助産師を対象に10コマのリカレント講義(学び直し)を開催する。育児に問題を抱えた親に対する各種福祉相談対応スキル、各種依存症の妊産婦に対するケアスキル、プロの勤務もしくは起業助産師として必要な助産スキル、起業を目指す人に対し経営・ビジネススキルを教える。大学の財政、及び研究費用が乏しいため助成を受けたい。
「パチンコ・パチスロ依存は『病気』ではなく『健康問題』であることを周知する」事業
- 助成団体
- 認定特定非営利活動法人ワンデーポート
- 助成金額
- 150万円
- 事業内容
- 行動嗜癖の問題を抱える人とその関係者、パチンコユーザー等に、ICD-11の要綱を踏まえ、「ギャンブル等依存症は(脳の)病気」とする国の対策の誤りを伝え、健康問題としてとらえることの有効性を知識と向き合い方で伝える。健康増進を目的としたランニング(ウォーキング)イベント「多摩川ラン」の実施。依存問題を健康問題として考えることを伝えるセミナーの開催。広報については都遊協に協力を依頼。
罪を犯した人たちの自立支援・再犯防止事業
- 助成団体
- 一般社団法人日本自立準備ホーム協議会
- 助成金額
- 120万円
- 事業内容
- 罪を犯す人たちは、ギャンブルなどの依存症者や生活困窮高齢者、発達障害者など様々な問題を抱える。このような人たちを受け入れ寄り添うため、自立準備ホーム事業者、スタッフを全国8ブロックに分け勉強会・研修会をハイブリット方式により実施。依存症者の処遇、医療福祉、司法、更生保護、学識経験者などの専門家などを招聘しての講演会、シンポジウムなどを開催し、参加者同士の意見交換を行う。
養成研修及び自殺防止啓発事業
- 助成金額
- 114万円
- 共同助成
- 三重県遊技業協同組合
- 事業内容
- 電話相談員のスキルアップを図るための養成研修を行い、電話相談の架け手に寄り添って対応できるように取り組むとともに、県民に向けた自殺予防啓発の傾聴講座を開催する。2024年度自殺防止講演会を「ギャンブル依存症について」のテーマで開催、三重県遊技業協同組合にもご案内した際、貴社会貢献機構の助成金を知り、依存対策を含めて、相談業務の強化に取り組むとともに県民に広く周知を行うため申請することにした。
女性の依存症者の居場所作りと地域連携フォーラムの開催
- 助成団体
- 一般社団法人 神戸ダルク ヴィレッジ
- 助成金額
- 110万円
- 事業内容
- 女性当事者が日中過ごせる場所や、刑務所から出てきた女性のための居場所作りを始める。既存の姫路の物件を女性の居住環境を確保するためにリフォームし、施錠できる居場所作りおよび、いまだ苦しむ女性当事者のためのリーフレットなども作成し、安全な場所があることを提示し、相談しやすい場所を提供していく。本年度3月に開催予定の「リカバリーデイフォーラム」を継続し、一般の方々の理解促進を行う。
高知・女性支援交流と学び
- 助成団体
- 特定非営利活動法人高知ダルク
- 助成金額
- 100万円
- 事業内容
- 高知ダルクのスタッフを他施設に研修に派遣し、スキルを高め、「むら」(沖縄)が主催するB型マルシェに、高知ダルクが運営するB型作業所から出店することでモチベーションを上げ、高知ダルクでワークショップイベントと全国の女性支援に特化した回復施設の職員や代表を高知に呼び、依存症回復啓蒙イベントを開く。閉ざされた環境で回復せざるを得ない女性入所者たちの交流の規模を拡大し機会を増やす。
自殺予防電話相談事業
- 助成団体
- 社会福祉法人 佐賀いのちの電話
- 助成金額
- 110万円
- 共同助成
- 佐賀県パチンコ・パチスロ店協同組合
- 事業内容
- 電話相談事業を実施するためには、電話相談員の養成が必要。そのために毎年市民を対象にカウンセリング公開講座を開催し、次に養成講座を開催している。講座の講師費用、会場費用等は全てを行政の助成金や一般の寄附で賄っている。そこで、貴機構からの助成を受けることにより、大きな力となり、より充実した電話相談活動に繋がることが期待できる。
「依存問題に関わる方々と共に『回復に必要な居場所を作ろう』」事業
- 助成金額
- 150万円
- 事業内容
- 当事者が児童福祉施設に通う児童を招待して「魚釣り大会」を企画・実施。参加者同士の交流を深め、地域社会とのつながりを深める。就労支援B型作業所を開設するために、必要な物品の購入や工事と改修を行う。実際に働く場を提供し、自立を促進する。サポートスタッフが他の就労支援B型作業所や相談支援機関を訪問し、スキルアップ研修を行う。より良い支援を提供できるよう、専門知識や技術を磨く。
依存症者の再発を防ぐためのイベント開催事業
- 助成団体
- 一般社団法人むら ワーカーズホーム
- 助成金額
- 150万円
- 共同助成
- 沖縄県パチンコ・スロット協同組合
- 事業内容
- 当事者が地域に根付いた孤立しない生活を送ることができるサポートを継続するためのイベントを開催。国指定重要文化財「中村家住宅」を借り、県内でコーヒーを作ったり、カフェを運営している障害者施設と一緒に、それぞれが日頃行っている活動の報告と、作っているものの販売を実施。障害児施設にも声をかけ、障害者施設で働く当事者を見学してもらう。集客をしっかり行い、夏と秋の2回開催したい。