全日本社会貢献団体機構

2011年(平成23年)

5月18日 平成23年度通常総会

5月18日(水)第一ホテル東京で通常総会を開催しました。平成22年度事業・決算の承認、平成23年度事業計画・予算の決定などを行いました。

堀田会長 挨拶要旨

堀田会長

平成23年度の通常総会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。昨年お話しを頂戴いたしまして、これまではご支援を頂戴する立場で、この機構の素晴らしいご活躍を心より応援し、大いに発展して欲しいと願っておりました立場でありますので、この度は喜んでお引き受けさせていただいた次第でございます。どうぞよろしくご指導お願い申し上げます。

今年は、東日本大震災が、我が国全体の大問題でありまして、本当に胸を抉り取られるような心の痛みを抱えております。皆様方同じお気持ちだろうと思います。

この機構がその復興支援に向けて、皆様方がご協力されまして義援金を早い時期から、それも大きな金額を出そうという方針決定は、素晴らしいものだと思います。今年の活動につきましてはフォーラムを減らす等、少しでもお金を復興の方に回したいとそのご決断、お考えも本当に素晴らしいと心から感服いたしております。

また、この業界の電力不足についての対応も、みんなできちんとご協力されるということで、しっかりしたご方針を自発的に打ち出されていますことを大変に素晴らしいと尊敬いたしております。

不幸な大震災ではありましたが、この機会にみんなで助けあって素晴らしい日本に、日本の社会に、そして不幸な町を、しっかり素晴らしい町に復興しようという、そういう共助、助け合いの気持ちが、ふつふつと全国で起こっている段階であります。この機構の社会貢献活動は、これからますます注目も集まり、ますます社会をリードする大きな役割を果たさなければならない、そういう時期であると思います。
今日はその事業計画の策定であります。素晴らしい案が策定されることを祈りまして、わたくしのご挨拶と代えさせていただきます。

原田理事長 挨拶要旨

原田理事長

本日は、皆様大変お忙しい中、機構の通常総会にご出席いただきまして、誠に有難うございました。

22年度の事業、予算の決算報告に付きましてご承認を頂き、さらには、23年に向けての事業計画、予算案についてもご承認を頂いたことを厚く御礼申し上げます。

今回の世界的にも、まれに見る大きな地震の災害によりまして、多くの犠牲者そして、多くの避難を余儀なくされた方々がいらっしゃる現状であります。

そこで22年度の予算の中で援助ができないか、また、23年度の助成金を減らし、その分から援助ができないかということについて、審議をしてまいりましたが。地震発生の3月11日という時点は、すでに22年度の決算の段階でありましたこと。また、23年度の助成金についても、堀田会長を始め、有識者の先生方の中で議論していただいた事業でございますので、粛々と実施していきたいと存じます。今回の東日本大震災の援助につきましては、23年度の事業計画、予算に十分なる配慮をいたしますので、その点はお許し頂きたいと思います。

東日本大震災による被害の復旧や原子力発電所の事故への対応をはじめ、先行き不透明な、厳しい経済情勢の中で、機構に求められる期待は極めて大きいものがあります。

機構の役員の皆様をはじめ、会員である都府県方面遊協の理事長の皆様の更なるご支援・ご協力をお願いしまして、閉会の挨拶とさせていただきます。

平成23年度の事業計画

平和で住みよい社会づくりに貢献することを目指して平成17年12月に発足した当機構は、6年目を迎える。

学術・文化の振興や青少年の健全育成活動などを対象にした助成事業をはじめ、社会貢献フォーラムの開催など幅広い社会貢献活動に各方面の評価と期待がますます高まってきている。

東日本大震災による被害の復旧や原子力発電所事故への対応をはじめ、先行き不透明な厳しい経済情勢が続くなかで平成23年度は、全日遊連との連携をさらに強化し一段と充実した活動を展開する。

組織の充実と会議運営

平成23年度は、「社会貢献大賞表彰式・助成金贈呈式」を簡素に実施するほか、常任幹事会等の機能の充実を図り、社会の要請に的確に応える社会貢献活動に取り組む。

1.通常総会

平成23年度総会は、会員・賛助会員等の出席のもと東京で開催し、規約の改定、22年度活動の総括、23年度事業計画・予算の決定等を行う。

日 時 平成23年5月18日(水) 13時~14時
会 場 第一ホテル東京
2. 社会貢献大賞表彰式・助成金贈呈式

第6回社会貢献大賞表彰式と平成23年度助成金贈呈式は、東京で開催し、会員と各界関係者との交流を図る。

日 時 平成23年7月20日(水)13時~14時
会 場 第一ホテル東京
3. 理事会

規約に基づき年2回開催する。年度当初の第1回理事会は、平成23年度事業計画・予算等の決定を行い、各回の理事会では、事業遂行状況の確認等、当機構の重要事項を決議する。

第1回 23年4月20日(水) 10時30分~11時30分
第一ホテル東京
  • 22年度事業報告・決算承認
  • 23年度事業計画・予算決定
  • 規約改正
第2回 24年2月(予定)
4. 常任幹事会

機構が取り組む事業・施策を企画・立案するとともに総会・理事会の決議事項を遂行するため、年間6回程度開催し、機構の中心機能として適宜・適切に諸業務に対応する。

助成事業の実施

平成23年度は169件の申請があり、常任幹事会等で審査の結果、一般助成33件6,130万円を助成することにした。また、岩手県遊技業協同組合と岡山県遊技業協同組合から計2件、110万円の共同助成の提案があった。

平成24年度の助成については同様の形式で募集する。

募集 平成24年1月4日~1月31日
事業内容
  • 学術・文化の振興
  • 命を大切にする研究・活動
  • 子どもの健全育成支援
社会貢献活動の推進とその顕彰
1. 社会貢献活動年間報告書
目的・内容 平成22年1月~12月の1年間で、会員が実施した社会貢献活動の実績をまとめた報告書「AJOSC’s2010」を作成する。
2010年版は東日本大震災による被害の復旧や原子力発電所事故への対応等を踏まえて、「連帯と絆」をテーマとし、自然や社会との真の共生のため、我々の社会貢献活動はいかにあるべきかを見つめ直す機会にしたい。
刷成部数 25,000部
配布先
  • 会員(都府県方面遊協、全国各ホール、賛助会員、機構役員)
  • 警察行政関係
  • 都道府県、政令指定都市
  • マスコミ関係各社、ジャーナリスト
  • 商工会議所、商工会
  • 作家、文化人
  • 全国図書館
  • NPO支援センター
2. 第7回社会貢献大賞の実施
目的・内容 会員(都府県方面遊協、支部組合、組合員ホール)及び賛助会員が実施した、平成23年1年間の社会貢献事業のうち、社会貢献度の高い団体に対し「社会貢献大賞」及び部門賞を授与するもので、都府県方面遊協からの申請に基づき「社会貢献活動審査委員会」で審査・決定する。
申請受付 平成24年1月~2月末
審査・決定 社会貢献活動審査委員会(平成24年3月)
3. 社会貢献フォーラム

機構の設立理念に基づき、現代社会に最も必要とされる社会貢献の在り方を探るとともに当機構のPRおよび長年にわたって都府県方面遊協が取り組んでいる社会貢献活動を社会に広く理解してもらうために平成19年度から地元の地方新聞社と共催で「社会貢献フォーラム」を年2回開催している。

時期・場所 平成23年度は、2回開催を1回開催とし、1回分を東日本大震災による被害の復旧支援に協力する。
4. 東日本大震災による被害の復旧支援

社会貢献大賞の表彰式等の簡素化、社会貢献フォーラムの開催回数の削減、助成事業の縮小、平成22年度繰越金等を原資として、「社会貢献活動事業」と位置づけて、東日本大震災による被害の復旧支援に協力する。

賛助会員の拡大と広報活動の推進
1. 賛助会員の拡大

平成22年度は残念ながら新規加入がなかった。平成23年度は、全日遊連との連携のもと、関係企業等への働きかけをさらに強化する。

2. 広報活動の推進
積極的な広報活動の展開 6年目に入った機構の事業の実施状況や会員の特色ある社会貢献活動をタイムリーに広報するため、マスコミはじめ業界紙も含めた各種メディアを積極的に活用し、機構活動の一層のPRに努める。
ホームページの充実 助成団体や支援団体のホームページとのリンクの拡大に努めるとともに関心を高める話題の提供等内容の充実を目指す
効率的な事務局運営

遊技業界を取り巻く厳しい経営環境の現状に鑑み、経費の節減や効率的な業務運営に努めるとともに、専務理事・事務局長を中心に事務局機能の一層の充実を図る。