5月22日 平成27年度通常総会
5月22日(金)第一ホテル東京で通常総会を開催し、平成26年度事業・決算の承認、平成27年度事業計画、予算の決定などを行いました。
堀田会長 挨拶要旨
平成27年度の通常総会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。22年11月に、全日本社会貢献団体機構の会長をお引き受けしまして、早いもので4年半が過ぎました。
就任直後に東日本大震災が起き、それから4年が経過しましたが、被災地では復旧から復興へと歩みを進めていますが、復興公営住宅の建設の遅れなどを見ても明らかなように、決して順調とはいえない状況です。
このような状況であり、機構としては、27年度の助成事業では、特別助成として「東日本大震の被災者を元気づける事業」の募集をしました。また一般助成では、今年度から「子どもの健やかな成長を願う事業」に特化して募集をしました。昨年を上回る応募数がありました。
全日遊連では、各レベルで復興支援を始め社会福祉や地域貢献などの社会貢献・社会還元活動に積極的に取り組み、業界にとっては大変厳しい現実がありますが、現金と物品支援などを現金換算した拠出額は、平成26年は過去10年間の平均値を上回る約16億1,600万円に及ぶとうかがいました。全国の皆さんの継続的な対応は、弱者を救う重要な活動となっています。
全日遊連を母体とする当機構も10年目を迎えます。助成事業や社会貢献フォーラムを中心とする社会貢献活動に対しては、各方面からの期待も高まってきております。人口減少社会に突入した日本においては、今後、行政の政策は、高齢者、子ども、障がい者、生活困窮者などいずれの分野も「地域の助け合いで支える」という方向に向かわざるを得ません。人と地域をつなぐために欠かせない社会貢献活動が重要となっています。より一層世の中に役立つ、創意工夫のある、多面的な社会貢献活動に取り組む必要があると考えています。
本日は、27年度予算の決定など重要な議案がございますが、どうか宜しくご審議のほど、お願い申しあげます。
阿部理事長 挨拶要旨
本日は、皆様大変お忙しい中、機構の通常総会にご出席いただきまして、誠に有難うございました。
本日決定致しました27年度の事業計画・予算に基づきまして、より充実した機構の社会貢献活動を展開してまいりたいと思います。
社会に容認される新しい業界像を創り上げていくその手立てのひとつとなるのが、業界上げての社会貢献活動やボランティア活動だと思います。私たちの社会が豊かな成熟社会となった今日、地域社会の一員として応分の社会的境的責任を果たしていくことが求められています。
機構の事業を通して全国の組合員の知恵と工夫によって、様々な社会貢献活動に取り組んでいることをうれしく思っております。
平成27年度事業計画
1. 通常総会
日 時 | 平成27年5月22日(金) 13時〜14時 |
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会 場 | 第一ホテル東京 |
2. 第10回社会貢献大賞表彰式・平成27年度助成金贈呈式
日 時 | 創立10周年記念講演 11時~11時20分 表彰式・贈呈式 11時20分~12時20分 レセプション 12時20分~13時40分 助成団体交流会 14時~16時 |
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会 場 | 第一ホテル東京 |
3. 理事会
規約に基づき年2回以上開催する。年度当初の第1回理事会は、平成27年度事業計画・予算等の決定を行い、各回の理事会では、事業遂行状況の確認等、当機構の重要事項を決議する。
第1回 | 平成27年4月21日(火) 11時〜12時 遊技会館 大会議室
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第2回 | 平成28年3月(予定) |
4. 常任幹事会
機構が取り組む事業・施策を企画・立案するとともに総会・理事会の決議事項を遂行するため、年間5回程度開催し、機構の中心機能として適宜・適切に諸業務に対応する。
会場 | 原則各回とも全日遊連会議室にて開催 |
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5. 助成事業について
平成27年度の助成事業は、一般助成は「子どもの健やかな成長を願う事業」の分野に特化して、また特別助成は「東日本大震災の被災者を元気づける事業」の分野について、平成26年12月1日から12月26日の期間で募集した。
一般助成を子どもの助成に特化したことで、応募数が減ることも予想されたため、助成要領のホームページ掲載を例年より2週間早くしたことや、全国の社会福祉協議会や市民活動センターなどに働きかけ、チラシやホームページへの助成要領の掲載を依頼した。
その結果、助成申請は、件数187件、申請総額4億6,694万円であり、昨年は、件数173件、申請総額4億5,335万円であり件数、額ともに上回った。
6. 社会貢献活動年間報告書について
目的・内容 | 平成26年1月~12月までの1年間に機構の会員が実施した社会貢献活動の実績をまとめた報告書「AJOSC’s 2014」を作成する。 年間報告書では、多種多様な活動を取り上げるため、毎回、共通のテーマを設けて一貫性のある編集を行っている。2014年版では、東日本大震災による被害の復旧への対応等を踏まえて、「人と地域をつなぐ社会貢献活動」をテーマとし、我々の地道な社会貢献活動を続けていく重要性を投げかけていく。 |
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刷成部数 | 25,000部 |
配布先 |
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7. 顕彰事業について
「第10回社会貢献大賞」の表彰、「第11回社会貢献大賞」の実施
目的・内容 | 会員(都府県方面遊協、支部組合、組合員ホール)及び賛助会員が実施した平成27年1年間の社会貢献事業のうち、社会貢献度の高い事業を展開した団体に対し、社会貢献大賞および部門賞を授与するもので、都府県方面遊協からの申請をもとに「社会貢献活動審査委員会」で審査のうえ決定する。 |
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申請受付 | 平成28年1月〜2月末 |
審査・決定 | 社会貢献活動審査委員会(平成28年4月) |
8. 社会貢献フォーラムについて
機構の設立理念に基づき、現代社会に最も必要とされる社会貢献の在り方を探るとともに当機構のPRおよび長年にわたって都府県方面遊協が取り組んでいる社会貢献活動を社会に広く理解してもらうことを目的としたフォーラムを、年1回開催する。
時期・場所 | 平成27年度内、場所未定 |
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9. 広報活動の推進
積極的な広報活動の展開 | 10年目に入った機構の事業の実施状況や会員の特色ある社会貢献活動をタイムリーに広報するため、一般紙、業界紙のほか、インターネットも含めた各種メディアを積極的に活用し、機構活動の一層のPRに努める。 |
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ホームページの充実 | 助成団体や支援団体のホームページとのリンクの拡大に努めるとともに、関心を高める話題の提供等内容の充実を目指す。 |
組織内の情報の共有化 | 機構の活動の情報を会員間で共有するため、「AJOSCかわら版」を随時発行する。 |
10. 効率的な事務局運営
経費の節減や効率的な業務運営に努めるとともに、専務理事・事務局長を中心に事務局機能の一層の充実を図る。