2023年度開催のフォーラム
2024年2月3日
社会貢献フォーラム in 兵庫「次世代につなぐ知見のバトン 〜震災の記憶と教訓を後世に伝えるために〜」
フォーラムの詳細が、神戸新聞(2024年3月10日付)の朝刊に掲載されました。
2月3日(土)神戸市の神戸新聞松方ホールにて、社会貢献フォーラム「次世代につなぐ知見のバトン 〜震災の記憶と教訓を後世に伝えるために〜」を開催した。約400名が参加し、一般参加者や関係者を含め、盛会裏に終了した。
フォーラムは、主催者を代表して神戸新聞社の箸本史朗メディアビジネス局長が開会のあいさつをした後、第1部は、気象予報士・防災士の蓬莱大介さんの講演から始まった。
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講演では、蓬莱さんが気象災害について「最近の天気はおかしい。10年に一度の大雨が毎年発生している。頻発化し、激甚化している。昔よりも大雨や猛暑の頻度が増えている。今年もここ数年と同様大雨や猛暑に注意してもらいたい。そのためには天気予報に注意してもらいたい」と話し、地震災害について「南海トラフ地震が起こった場合、能登半島地震のような地震が全国で同時多発的に起こる。すぐには助けは来ない。自分で備えをして自分の命は自分で守るという気持ちを7割持っておかないと大きな災害ほど助けがほしいのに助けが来ない。そのための備えをしておいてほしい。今日行動をなにか一つ起こしてもらいたいとするならば、まずはハザードマップを見てほしい。」と話した。
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第2部では、「次世代につなぐ知見のバトン〜震災の記憶と教訓を後世に伝えるために〜」をテーマに、パネリストとして蓬莱大介気象予報士、神戸学院大学現代社会学部社会防災学科の舩木伸江教授、神戸新聞社論説委員室の長沼隆之副委員長、兵庫県遊技業協同組合の平山龍一理事長、コーディネーターの村松真貴子アナウンサーの5人によるパネルディスカッションが開かれた。
ディスカッションでは、蓬莱気象予報士は「災害を常に自分事として捉えてほしい」と話した。舩木教授は、「神戸は大きな震災に遭ったけれども今はこうなっているということを伝えることで被災地の希望になれるよう経験を伝え、防災の原動力になるよう継続していきたい」と話し、長沼副委員長は、自身が被災し、本棚に埋もれて助け出された経験も踏まえ「住宅の耐震化を強く訴えたい」と報告した。平山理事長は、「被災された方を受け入れる体制づくりを徹底したい。地域と絆深めるよう精進したい」と話した。
フォーラムの最後に、パチンコ・パチスロ社会貢献機構 野口昇副代表理事が閉会の挨拶をして2時間にわたるフォーラムを終了した。
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フォーラムについては2月4日(日)の神戸新聞に掲載され、詳細内容は3月10日(日)の神戸新聞に掲載された。また、会場入口付近では当機構の助成事業の成果をパネル展示し来場者の高い関心を呼んだ。
参加者からは「自分事として捉え、有事の際の対応方法を家族と共有したい。ハザードマップを見ること実践したい」「阪神淡路大震災を思い出した。自分がどうやって生き延びることができたか、人の優しさに救われたことなど伝えていきたい」「パチンコ店が避難施設として機能することを初めて知った。良い活動だと思う」等の感想が寄せられた。