全日本社会貢献団体機構

平成25年度開催のフォーラム

平成25年11月17日
社会貢献フォーラム「スポーツで育む地域と子ども」in長崎

会場

11月17日(日)、13時30分から長崎市 長崎新聞社「長崎新聞文化ホール・アストピア」で社会貢献フォーラム「スポーツで育む地域と子ども」を開催した。250人が参加し盛会裏に終了した。


山田氏 梨田氏

フォーラムは、主催者を代表して長崎新聞社 山田昌弘取締役営業局長が開会のあいさつをした後、第1部「梨田流コミュニケーション術」と題するNHKの野球解説でお馴染み、プロ野球北海道日本ハムファイターズ前監督の梨田 昌孝さんの講演から始まった。

講演では、監督時代の様々なエピソードなどを紹介し笑いを交え、会場の聴講者を引き込みながら、地域に密着した活動を通じてチームが受け入れられてきた状況を説明。北海道移転後にチームがリーグ優勝を果たした要因として、温かい声援を送ってくれるファンに応えようと、「選手たちがいつも全力で、最後まで諦めないプレーをしている」からと地域とスポーツの密接な関係について語った。


第2部は、「スポーツで育む地域と子ども」をテーマに、パネリストとして、長崎県遊技業協同組合理事長の松尾道彦さん、長崎新聞社運動部部長の城知哲さん、法政大学教授でスポーツ健康学部学部長の山本浩さん、NHKプロ野球解説者の梨田昌孝さんの4人、コーディネーターとしてアナウンサー・エッセイストの村松真貴子さんによるシンポジウムが開かれた。


村松氏 山本氏 城氏 松尾氏

まず、山本さんがスポーツの持つ社会的な意義や効用について梨田さんとお手玉を使った実演や、海外の事例を交えながら語った。


城さんは、長崎新聞社が取り組んでいる少年スポーツ大会や駅伝大会などの事例を報告した。長崎は離島が多く、地域ごとのチームやトーナメントになることから参加する地域がつながり、まとまることや、観客の応援が大きな力になっていること、そして、大会を実施する上で協力してくださっている地域のボランティアの方々の支援が不可欠であることを紹介した。また、今後の課題として観客のマナーなどについての問題提起があった。

松尾さんは、長崎県遊技業協同組合が行っている長崎国体への支援や、少年野球大会、「わんぱく相撲五島場所」の事例を報告し、その中から全国でも活躍する子ども達が育っていることや、県内で行っている様々な社会貢献の事例を報告した。



吉原氏

シンポジウムは、コーディネーターの村松真貴子さんの的確な司会で進行し、予定の80分があっという間に経過した。
フォーラムの最後に、全日本社会貢献団体機構 吉原丈司理事が閉会の挨拶をして2時間20分にわたるフォーラムを終了した。

参加者からは、「勉強になりました。自分でできる社会貢献活動を考える機会になりました」「スポーツを通じて社会貢献活動が広まることは良いことだ」「とても良い話を聞くこと出来ました。子どものスポーツをどのように展開すると良いか。様々なヒントを頂きました。これからスポーツを支える立場に誇りを持って活動しようと改めてその志を強くしました」等の感想が寄せられた。